史記の人間学〈上〉春秋・戦国の時代 名補佐役の条件 |渡部 昇一 /小室 直樹
史記の人間学〈上〉春秋・戦国の時代 名補佐役の条件渡部 昇一 /小室 直樹
プレジデント社 刊
発売日 1997-04
価格:¥1,890(税込)
部下と上司の関係に応用できる良著 2003-06-12
司馬遷の名古典『史記』を素材にトップを補佐する名脇役の条件を抽出した良著です。『史記』では名君、暴君、知略の参謀、野心の将軍、逆臣、忠臣、などさまざまな人間が登場し、一人一人感情豊かに描かれています。上巻では特に、王とその補佐役に焦点が当てられていますが、この関係は現代の組織になぞらえ得る余地が多く、非常に興味深い内容です。
私が興味を持った点は、貢を収めた重臣の引き際です。
中国の政権交代は前王朝を新たな天命を受けた者が率いる革命軍が打ち破り、成り代わるという形で起こります。旗揚げ時には重宝がられた賢臣も政権が安定期に入ると王の心変わりから命の危険が生じてきます。そのリスクをいかに処理し、生命の安全を図り、加えて財産を守るのか。それに成功した例?!??失敗した例が本書には豊富に登場します。上司と部下の関係のケーススタディと考えれば得るものは多い良著です。
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この記事は2006/9/24に作成しました。
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